Club Japanese

2015/06/11

Club Japaneseは、今年から始まった放課後の課外活動です。サニーサイドの課外活動は、これ以外に、少人数制の英語クラス(Sparkle Class)、運動あそび(Fun Sports Club)、アートClubなどがありますが、私は個人的にこのClub Japaneseに思い入れがあり、今年度から始めさせていただきました。
コンセプトは、その名の通り、「日本文化に親しむサークルのようなもの」です。だから「◯◯教室」ではなく、クラブとしています。毎週1回約1時間、書道的なものをベースに、日本の昔話の読み聞かせや、日本の伝統的なあそび、その他何でも日本的なものを遊びとして取り入れて活動しています。

担当講師には、実は私の高校時代の恩師で、書道家の林田先生にお願いしました。林田先生は私の恩師であると同時に、うちの年少の学年主任をしている後藤先生のお師匠さんでもあります。後藤先生もまた書道家です。
繰り返しになりますが、これは書道教室ではありません。それはベースにはなっていますが、それをするのは時間のせいぜい半分であとは、その他の活動をします。林田先生も最初は「書道教室ならずっとやってきたけれど、これについてはどうしたらいいのか」と悩まれていましたが、私の意図をくんでくださり、今では毎回色々なあそびを用意して指導してくださいます。
後藤先生もアシスタントでついてくれていますが、とにかく大人も子どもも「ものすごく楽しい」と評判です。サニーサイドには活動のすべてを英語だけで行う「イングリッシュバンビーニ」という預かり保育もありますが、それと対をなすもので、非常にサニーサイドらしくて私はいいと思っています。

最初は保護者の皆さんもあまり興味を示してくださいませんでした。課外活動を選ぶとなるとやはり、英語が一番人気で、その次に体育、アートときて、Club Japaneseはあまり人が集まりませんでした。
日本的なことなら家でも出来るし、お金を払ってまで・・・ということもあったかも知れませんし、あそびじゃないかと思われたのかも知れません。つまり、私が「書道教室」と名打ったならもっと生徒が集まったかも知れません。

私は、定員に空きがあったので、年少のイアン先生と、ピッコリのチェルシー先生の子どもを入れるように勧めました。外国人の親を持つ子どもにとっても興味深い経験ですので、彼らも理解して入れてくれました。フェイスブックにそのエリック君と、こうだい君がお茶を飲んでいる動画をあげさせてもらいました。この日は、林田先生が急須や湯呑みを持参してお茶の入れ方や飲み方を教えてくれて、みんなでおせんべいを食べながらティータイムをしたようですが、エリック君は緑茶が苦手で、あまり気が進まなかったらしいです。片方の手を添える飲み方も覚えてまぁその姿のかわいいことといったら・・・。

このクラスに外国人の子どもがいることでとても興味深い考察がみられます。それは、例えば今回のように、緑茶を苦手だという外国人の子どもを、それを当たり前に飲むことが出来る日本人の子どもが見ることで、「あ、私は日本人なんだ」と実はそこで気づいているはずだからです。

文字にもたちまち興味をもって、保護者の方からも「前は絵ばかりだったけれど、最近手紙を書いて遊ぶようになった」とか、笑い話では「指をついて、おかえりなさいと言ってくれた」とか、子ども達の吸収力の早さを感じるコメントもいただいているようです。あそびも、コマ回しやだるま落とし、この間はおはじきも出して遊んだそうですが、考えていけばまだまだ、外遊びもあるでしょうし、カルタとりや、あやとりなど、紹介できるあそびはたくさんあります。
今後、このクラブの子どもたちがどの位「日本人らしさ、日本人っぽさ」を身につけていくのか、今からとても楽しみです。今度は一緒に参加してみたいと思います。

blog-img最近は水をつかって練習が出来る専用の紙があります

blog-imgノートも先生が毎回添削してくれるので◯をもらうのが嬉しいようです

blog-imgおはじきであそんでいます

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