Learn together, Grow together

2021/05/06

長いはずの5連休も終わってみればあっという間でした。私も含め、多くの人が今年のGWこそ、もっと普通に過ごせるだろうと思っていたと思いますが、まさかの第4波で、感染の拡大は相変わらず予断を許さない状態が続いています。
先生たちには「楽しい休日にしてください」と言いつつも、「感染したとしてもこの期に及んでは仕方ないけれど、そうなった時に後でそしりをうけるようなことにならぬよう、しっかり考えて行動するように」とわかりきったことを付け足したので、果たして楽しい休みであったのかどうか・・・少なくとも私は連休の間は仕事の連絡は心してしませんでしたので、その点は良かったのかも知れませんが。

みなさん興味はまったくないでしょうが、私はこの五連休、ほとんど誰にも会わず、会ったといえば実家の両親の顔を見に行ったのと、床屋に行ったくらいでした。
最近の自分ときたら、近所のコンビニに通いすぎて、ただの客ではありますが、その店は何時頃いくと品薄で、何時頃いくと食べ物コーナーがにぎわっているか、バイトの人たちの顔と名前や(マスクをしているので顔はおおよそ、名前は名札を勝手にみているだけですが)、その人たちがどのくらいの時間にいるのか、あとは、色々な品物が店のどの辺に並べられているのか、そらでも配置図がかけるくらいに詳しくなりました。
常連といっても世間話は一切したことがありませんが、お店の人も、こちらがいつもバーコード支払いをすることや、ポイントカードは持っていない、「ハシはいりません」ということなどもすでに学んで、いわゆる「あ、うんの呼吸」で買い物ができるのは良いことなのかも知れません。

そして、最近はコンビニでの買い物において私はあるチャレンジを自分に課してします。「買うものはひとつだけ」というルールのようなものです。もっというと「食べ物+飲み物」ではなく、食べ物か飲み物かどちらかをひとつということです。甘いものが欲しければ、それだけにして、「食事+デザート」というのはダメということにしています。
買うものはひとつで、箸やスプーンはなしということにすれば、レジ袋を頼む必要はなくなります。
以前はとにかく空のペットボトルがすごい数になっていました。毎日のように買うからです。
別に自分がペットボトルの飲み物を買わないからといって、南極大陸のシロクマを救えるとは思っていませんが、利便性にあぐらをかいていては、自分も世の中もどんどんだらしなくなると思うようになったからです。

「だったら自炊すればいいじゃないですか」とか、「マイボトルを持ち歩いたら、エコバックを持ち歩けばいいじゃないですか」と言われましたが、人の話を聞くなりかぶせるように、そういうことを言う大人がいるから子ども達は自ら考えることに意欲をそがれるのです。まずは自分で考えてアクションを起こしているのですから、「すごいねー、いいことだね」と言えばいいんです。

ネットの記事で、佐賀県の男の子ががん患者などのために「ヘアードネーション」をしようと髪を伸ばしているというのがあり、うちの生徒でも女の子達ですが、何人か同じことをした生徒がいたので(佐奈先生もやっていました)、興味を持って読んだのですが、なかなか男の子でそういう考えを持つのはすごいなと思いましたし、それを見守っている両親始め、周りも素晴らしいなと思いました。
これに限らず子どもなりに考えることというのは、場合によって短絡的であったり、大人からみて難しそうだと思うこともあるでしょうが、やはり子どもが自分で考えたことについては、大人目線で「こうした方がいい」「ああした方がいい」という前に、まずは、それを認めてあげてほしいなと思います。
僕がこの佐賀の男の子の学校の校長だったとしたら「すごいね、先生は小学生の頃、そんなこと考えたことなかったし、多分男なのに髪を伸ばしていじめられたら嫌だなって思ってたと思うな」と、そう声をかけたいですね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9dd6e0fcba26dcd5971aa1df3ef6366996a6d772

子ども達を「何も知らない、未完成な人間」と見下す教育はもう時代遅れです。
実は子ども達は色々なことを知っているし、たくさんのことを私たち大人に教えてくれます。大人も子どもも、お互いに学び合う、Learn together, Grow together(共に学び、共に育つ)、それがサニーサイドのモットーです。

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