メリークリスマス!(というのが今や常識)

2015/12/24

メリークリスマス!・・・クリスマスが嬉しくて仕方ない人も、まったく興味がないし、そうやって世間が浮ついているのが気に入らないという人も、今日はそう言わなくてはいけません。言わない人は「偏屈な人だ」と思われてしまいます。
仏教徒であるはずの日本人がいつからかくも気軽に「メリークリスマス!」と言い合うようになったのか、良く考えてみたら不思議で仕方ありません。更にはクリスチャンでない人にも配慮して、今時は「Happy Holiday!」というべきだという意見もあると聞きます。どちらでもいいことです。日本人は「よいお年を」と物静かに言って新年を迎えるのが一番です。
そんなうんちくはさておき、子ども達はさぞ今日の日を楽しみにしていることでしょう。「あっ、そーゆー悪い子の所にはサンタさんはプレゼントを持ってきてくれないからね!」そうやって、神聖なサンタクロースを勝手にかたる親に脅し続けられた日も今日で終わります。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、インターネットのサイトで、今サンタクロースがどこの国にいるかというのをGPSで表示するというのがありますね。これは私が知る限り、ニュージーランドのオークランドから始まります。ニュージーは日本より4時間進んでいるので、今私がこの記事を書いているのは夜の7時半ですが、ニュージーランドはそろそろクリスマスイブがあけることになります。
どこの世界の子どもにも、「願いを叶えてくれる」サンタクロースが心の中にいることは本当にステキなことです。大人になったら願うだけでは何も叶いません。せめて子どもの時代だけでもそういう気持ちに浸らせてあげたいものです。
ところで、先日、シンデル先生、リザ先生、イフィー先生を東京に連れて行きました。マーサのクリスマスコンサートの夕方です。僕は翌日の20日に名古屋で用事があったのでその日の夜一緒に食事をしただけで、すぐに戻らなくてはいけなかったのですが、野水先生がエスコートしてくれて彼女たちは日曜日ディズニーランドに行きました。初めて、海外で過ごすクリスマスということで、特にフィリピン人の二人は敬虔なクリスチャンであることから、クリスマスをどう過ごすかを考えていたようでした。たまたま雑談の中で「日本人はどうクリスマスを過ごすのか」という話をしていたところ、僕がディズニーランドの話をしたらとても目が輝いていたので、連れて行ってあげたいなと思い・・・。
すると、食事のあと、彼女たちをホテルに送り届けると、3人が手書きのメッセージがたくさん書いてあるクリスマースカードをくれたんです。「園長先生、今日はこんなステキなクリスマスプレゼントをありがとうございます、でも、私にとっての今年のクリスマスプレゼントは、もう半年前に届いていて、それはサニーサイドで働くことが出来るようになったことです・・・」3人のメッセージがそれぞれ心に響きました。
3人ともとにかく働き者で、かつ、今の暮らしに対する感謝の気持ちが満ち溢れています。素晴らしい職員にこの園を支えてもらって、僕もステキなクリスマスプレゼントをもらったような気がしています。

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