1学期が終わりました

2015/07/18

本当は今日夏祭りを予定していたのが、去年に引き続き今年も雨で明日に順延となってしまいました。子ども達はさぞかし楽しみにしていただろうに、かわいそうなことをしました。
夕方からは雨が上がるという予報もありましたので、迷わなかったわけでもないのですが、途中で降ってきたり、足元がベタベタになるのはせっかくゆかたをお召しいただいても最悪というものです。日曜日は逆に晴れの確率が高いということですので、安全な方を選ばせていただきました。
この所、いろいろな予定で時間に追われてばかりで、週末も含め、落ち着いていられる時間が殆どありませんでしたが、こうして予定がキャンセルになると、ぽっかりと時間が空いてきます。雨模様のお天気のお休みは、色々なことに思いを巡らせるのに良いですね。

さて、1学期が終わりました。あっという間に終わってしまいました。今年度よりミントを新しいPYPコーディネーターに配属し、新体制でのぞみましたが、教室を見て回る限り、どの学年もそれぞれに子ども達の学びの様子が多く見られたと思います。
年長はSharing the planetというユニットテーマにおいて、生き物について探求していましたが、それもあって、教室の中にも外にも、虫やらカエルやらをとってきておいてあって、しまいには、先生たちもそれぞれに、ウサギやらハムスターやらを教室に連れてくるものですから、にわかに動物パラダイスのようになっていました。
探究心が深まると当然、「生き物は何を食べるか」という話になるので、水槽に入れたカエルのために、わざわざ生きたバッタを捕まえてきたり、ハエはカエルの好物だと気付いてハエを探し回ったり、この間、子ども達の頭の中は生き物のことでいっぱいだったようです。
おかしかったのは、カエルが死んだ時にお墓を作ろうという話を子ども達が言い出して、果たしてそれをどうするのか、担任の田立先生もあえて子どもに任せようと見ていたらしいのですが(IB教育は子供主体ですので!)、子ども同士で散々話し合った挙句、土に埋めると踏まれてかわいそうだから、水槽に土を入れて埋め、それを廊下の棚の上に置いておこう!、となったらしいのです。
それで、田立先生としてはもちろん「うーん・・・」と思ったものの、ここは子ども達の思いを尊重し、そのままそうさせたという話を聞いたので、先日、「で、あの水槽のお墓まだあるの?」と聞いたら、「それが、さすがに悪臭がひどくて、子ども達も”先生、これは良くないね”と耐えきれなくなって土に埋めました」とのことでした。
なかなか頼もしい話です。職員も、全員が生き物好きではないのでしょうが、それでも子供と一緒に探求をするということで、森浦先生は、マイうさぎを買いに名古屋のお店まで出かけて行きました。「スーちゃん」という名前にしたそうですが、柵の上には子どもが書いたと思われる「約束事」があったりして、ここにも子どもの主体性が生かされているなと嬉しく思いました。それにしてもスーちゃんは、まさか、飼い主の家から幼稚園の教室に毎日通勤することになるとは思わなかったでしょうね。
先日行った保護者懇談会では、これら「子供主体の学び」について、色々なコメントが聞かれたようで、職員も喜んでいました。去年まではせっかく色々自分たちが意識して保育をしても、教育内容そのものに対しては殆どコメントがなかったからです。
少しずつ、少しずつではありますが、今、在園している園児さんの保護者の皆様に、この子ども主体の学びの素晴らしさ、可能性について理解していただけるようになったのかも知れません。
まだ公式にはお伝えしておりませんでしたが、先日IBのシンガポールオフィスより連絡があり、本校の正式な認定手続きの為の確認訪問を11月30日、12月1日の2日間で行うと通知がありました。うちを指導して下さっていたコンサルタントの先生から推薦のコメントが届いたことによるものです。
もちろん、認定校への道も、あくまで通過点に過ぎず、ゴールではありません。常に変わり続ける、より良いものを目指して進化し続けるのが私たちの教育理念でもあります。とは言え、ひとつの目安としては、職員全員で目指してきたマイルストーンですので、2学期は更に集中していきたいと思います。
 それでは、また明日、浴衣を着た可愛い子供たちに会えるのを楽しみにしています!

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